8インチ、2K解像度は小説もコミックも雑誌も快適! ASUS「ZenPad S 8.0」で読書ライフを満喫!

ここが改良されれば最強の端末になること間違いなし!

ほとんど非の打ち所がないように思える「ZenPad S 8.0」ですが、電子書籍リーダーとして使用するに当たって「ここが改良されたら完璧なのになあ」と感じる点がいくつかありました。「ZenPad S 8.0」への称賛と今後の期待を込めて、あえて課題として挙げてみたいと思います。

●液晶ディスプレイは屋外が苦手

IMG_1726「ZenPad S 8.0」の液晶画面はゴリラガラスという大変丈夫なガラスで覆われていますが、キズや衝撃に強いというメリットがある一方で、ガラスゆえに光の反射が目立つというデメリットもあります。

また、屋外で日光が当たっているところでは、まったくと言っていいほど画面が見えなくなってしまいます。 いずれも液晶式タブレットの宿命であり「ZenPad S 8.0」に限った話ではありませんが、もしビーチで寝転がって優雅に読書を楽しみたいと考えているなら、電子ペーパー式のリーダーも持っていくことを強くオススメします。

●バッテリーの持ちが悪い

「ZenPad S 8.0」のカタログを見るとバッテリー駆動時間は「約8時間」とあります。これは、ぶっ通しで動画を見たりした場合を想定した数字と思われますので、電子書籍を読むだけならもっと長時間、充電なしで使用することが可能です。

しかし、画面の輝度(明るさ)を高くしたり、読書の合間にゲームをプレイしたりすると、バッテリーはぐんぐんと減っていってしまうので、欲をいえばバッテリーはもっと大容量のものを積んでくれるといいなと思います。

ちなみに、システムの省電力設定で「超省電力モード」というモードを選ぶと、1時間ほど連続で読書をしてもバッテリーの減りが数パーセントと、かなり持ちがよくなります。

●SIMカードが挿せない

格安SIMが普及してきたおかげで、SIMカードが挿せるタブレットも増えています。

SIMカードが使えると屋外にいるときでも手軽に電子書籍をダウンロードしたり購入することができて大変便利なのですが、残念なことに「ZenPad S 8.0」にはSIMカードを挿す場所がありません。 弟分の「ZenPad  8.0」、「ZenPad  7.0」にはSIMカード対応モデルがあるのにフラッグシップの「ZenPad S 8.0」が対応していないなんて! と、ZenTour2016に居合わせたASUSファンたちが口を揃えてASUSスタッフに直訴したので、おそらく次期モデルはかなりの確率でSIMカード対応になるのではないかと思われます。乞うご期待ですね。

電子書籍リーダーに求められる能力は、それほど多くはありません。 読みやすく、疲れない。 この2語に尽きると言っても過言ではないでしょう。 その点、軽くて、ディスプレイが超絶キレイな「ZenPad S 8.0」は十二分に合格点に達したタブレットということができます。

iPad miniと同等のディスプレイを備え、拡張性も高いのに実売価格で3万円前後(2016年4月現在)というのも大きな魅力。 電子書籍リーダーとして活用できる液晶タブレットを探している方がいたら、耳元でそっと「ZenPad S 8.0がいいんじゃないの」と囁いてみてはいかがでしょうか。

ZenPad S 8.0
型番
Z580CA-BK32/WH32
Z580CA-BK16/WH16
プロセッサ
Intel® Atom™プロセッサ Z3580(2.33GHz)
Intel® Atom™プロセッサ Z3560(1.83GHz)
メインメモリ(RAM)
4GB
2GB
ストレージ(ROM)
32GB
16GB
OS
Android™5.0 Lollipop
サイズ
幅134.5mm × 高さ203.2mm × 厚さ6.6mm
重さ
298g
バッテリー容量
4,000mAh
液晶ディスプレイ
7.9型 、LEDバックライト 2,048×1,536ドット (QXGA) IPS液晶 ゴリラガラス使用 アンチフィンガー プリント加工
フルラミネーションディスプレイ
グラフィックス機能
PowerVR G6430
無線機能
IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth V4.1
カメラ
500 万画素Webカメラ(前面)
800 万画素Webカメラ(背面)
インターフェース
USBポート:USB Type-C×1 カードリーダー:microSDXCメモリーカード、microSDHCメモリーカード、microSDメモリーカード
オーディオ:マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1
搭載センサ
GPS(GLONASSサポート)、加速度センサ、光センサ、電子コンパス、磁気センサ
バッテリー機能
バッテリー駆動時間:約8時間
バッテリー充電時間:約3.5時間

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