[レポート]人類史上最大?の電子図書館「Open Library」を探検してみた パート1
これまでインターネットで公開されてきたWEBサイトを何でもかんでもアーカイブしているInternet Archive。
その書籍版ともいえる"Open Library"が、2011年2月22日、本格稼働しました。
今朝、このニュースをみてすぐにアクセスしてみたのですが、その時は蔵書数がたしか数十万点と表示されていたようなのですが、さっきみたら100万点にジャンプアップ! どんだけー(死語)。
いったい何回生まれ変われば、全部読破することができるのでしょうか。
■「読む、借りる、買う」3つのアプローチ
OpenLibrary(以下OLと略します)は、アメリカにある150余りの図書館の蔵書の総目録のようなもの、と思っていただいていいと思います。
他サイトのニュースなどを見ると若干誤解というか、説明が足りないような記事が見受けられますが、ここで提供される情報は、その本の著者、版元等の基礎データに加えて、(リアルに)借りられる図書館、eBook化されている場合はダウンロードできる図書館、または購入できるネット書店などの情報です。
つまり、1冊の本について3種類のアプローチ方法が提示されるということです(eBookは、ここでは便宜上、まとめて1種類としています)。
登録されている本の中にはまだeBook化されていないものも含まれていたりするので、厳密に言うと1~3種類、という表現になりますが、まあ、それでもこの情報統合力は賞賛に値します。これぞ、国家プロジェクト。
それに比べて日本はいったい何をしてるのか、と…
■eBookを"借りる"?
では、試しに何か本を借りてみましょうか。
ん、借りる?
eBookを借りる、という表現に違和感を覚える方もいるかもしれません。
日本では余りなじみがないかもしれませんが、アメリカの図書館ではeBookだからといって無尽蔵にコピーをして配布していいということではなく、ちゃんと"貸し出し"できる"冊数"を設定しています。
たとえば、下の本。
つまり、この本は現在別の誰かが借りていて、その人が読み終わるまではあなたは読むことができませんよ、という意味になります。
図書館の直営サイトに行けば、貸し出し中の本に対して「予約」をすることもできるのですが、OL上ではいまのところ、そういった機能はないようでした。
(つづきは執筆中です。もうしばらくお待ちください)
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