【悲報】新社会人の約3割は全く読書をしないことが明らかに
新年度が始まり約1カ月が経とうとしています。
新社会人の方たちは、そろそろ研修も終わり、本格的にお仕事に取り組みはじめる頃でしょうか。
筆者が新社会人として入社した小さな出版社では、入社即実戦!という勢いで、入社翌週からはすでに会社に寝泊まりするほどハードワークだった記憶があります……
さて、楽天の子会社であるRakuten Kobo Inc.が、2014年度と2015年度の新社会人を「イマドキ新社会人」と定義し、男女計500名を対象に、「新社会人時代に感じたストレス」についての意識・実態調査を実施したようです。
その中の項目に、「(新社会人になってから)どの程度、読書をしていますか」という設問があるのですが、衝撃の回答結果でした……
「全く読書をしていない」新社会人が33.1%も!
問題の解答結果がこちら。衝撃でイスから転げ落ちないでくださいね。
活字中毒者として青春時代を過ごした筆者からすると、本当にショッキングな結果です。
電子書籍を読んでいない、ではなく、読書をしない、ですからね。
これでは電子書籍が売れないのもやむなし、といったところでしょうか。
「読書をしない理由」の1位は「疲れている」から。
さらに「時間がない」「他にやりたいことがある」「忙しい」という結果が続きます。
ま、たしかにこの時期の新社会人は、いろいろあって読書どころではないでしょう。
わかりますよ。
わかりますけどね、ちょっと淋しすぎる結果ではありませんか。
「本を読むと眠くなる」。ま、それも本の内容によってはわからないでもないですが、「本なんて読みたくない」と遠回しに言われているようで、さらに寂しさが募ってしまいます。
ストレス解消にこそ読書を
調査によれば、回答した新社会人の67.3%が仕事やプライベートでなんらかの「ストレスを感じている」と答えています。
新生活のプレッシャーや不安が大きく、趣味どころではないというのが本音なのでしょう。
調査では、同時に「理想のストレス解消法」についてもアンケートを採っています。
順位はだいぶ下のほうですが「読書すること」もランクイン。
イギリスのサセックス大学が行った実験によると、「読書」は68%のストレス軽減効果が見られるそうです。
また、ストレス解消を目的にした場合、長時間読書をするよりも「6分」程度の読書のほうが高いストレス解消効果を得られるのだとか。
「6分」ぐらいの読書であれば、休憩時間やトイレの中などで、電子書籍アプリをパパッと立ち上げて読むことでなんとかできそうですね。
ちなみに「音楽を聞く」ことは61%、「コーヒーを飲む」は54%、「散歩する」ことが42%のストレス軽減効果を生むそうです。
多忙を極める新社会人にはいっそのこと、音楽を聴きつつ、片手にコーヒー、片手に本を持ちながら散歩するのが手っ取り早いかもしれません。逆に、違うストレスが溜まってしまいそうな気もしなくはないですが。
新社会人の皆さん、プレッシャーに負けず、適度にストレスを解消しながら、ぜひ新生活と読書を満喫してくださいね。
調査名: 「新社会人とストレス」に関する意識・実態調査
調査対象: 2014年度、 2015年度に新社会人になった500名(男性: 250名、女性: 250名)
調査期間: 2016年3月31日(木)~2016年4月2日(土)
調査方法: インターネット調査
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