Amazonのジェフ・ベゾス会長が自身のTwitterで予告していたとおり、4月13日、新型Kindle「Oasis（オアシス）」が発表されました。

Kindle Oasisは、現在販売されているKindleシリーズの最上位機種という位置づけになります。

気になるスペックは、先に販売されている「Kindle Voyage」同様の6インチ、16階調Eインク式電子ペーパー、解像度300ppi、ページめくりボタンを採用。
画面を明るくするLEDライトは「Kindle Voyage」の6個から10個へと拡張されています。
これにより画面の明るさの均一性が向上しているとのこと。また、明るい屋外でもより見やすくなるようです。

Kindle Oasisのもっとも大きな特徴は、左右非対称の形状と、バッテリー内蔵のカバーがセットになっている点でしょう。
手で持つ部分は厚めの8.5mm、それ以外の部分は3.4mmとなっており、重量は、Kindle史上最軽量の131ｇ（Wi-Fiモデル、カバー未装着時）となっています。
143ｇのiPhone 6sよりも軽いという、驚くべき軽量化ですね。

左右非対称の形状で気になるのは、利き手によっては使いづらくなってしまうのではということ。
しかし、安心してください。端末を回転させると加速度センサーが感知して、自動的に画面の向きが変わるようになっています。
つまり、グリップを右手でも左手でもどちらで持っても使用できるという構造。これも従来のKindleとは大きく概念が変わった点と言えます。
ゴロ寝しながら読むときの体の向きを気にする必要がなくなりそうですね。

バッテリー内蔵カバーで数ヶ月のロングランを実現

もうひとつの大きな特徴は、バッテリーを内蔵したレザーカバーが付属した点。

カバーを装着することで、本体内蔵のバッテリーと合わせて、数ヶ月もの間充電が不要になるというから驚きです。
カバーの重さは107ｇなので、カバーを装着した場合は軽さが犠牲になってしまいますが、それでもまだ238ｇにしかならず、充分軽量といえる範囲でしょう。

Kindle Oasisは現在予約受け中で、発売は2016年4月27日予定。
価格は、Wi-Fiモデル／キャンペーン情報つき：35980円、キャンペーン情報なし：37980円、Wi-Fi＋無料3Gモデル／キャンペーン情報つき：41190円、キャンペーン情報なし：43190円となっています。
なお、カバーのカラーは「ブラック」「ウォルナット」「メルロー」の３色。現在、ブラック以外は6月以降の発送予定になっているようなので、購入を検討している方はご注意ください。

個人的には、カバー付きとはいえ少々お高い価格設定が気になるところ。
これがもし6インチではなく8インチ以上のスクリーンだったら、なんの躊躇もなく購入ボタンを押していたところですが、とりあえずいまは様子見の構えです。